剪定とは忌み枝を切り落とすことですが、一言に忌み枝と言ってもその種類は多岐に渡ります。忌み枝の種類を知らない場合、どれが忌み枝でどれが普通の枝なのか見分けることができません。その結果、木にとって必要な枝を忌み枝と勘違いして大量に切り落とし、極論、木を枯らしてしまうことも有りえます。そのような事故を防止するためにも、是非、本記事で忌み枝の種類と切り方を把握してみてはいかがでしょうか。

忌み枝とは?

忌み枝(いみえだ)とは、盆栽専門用語であり、大雑把に言うと、樹木の景観や良質な成長を損なう、樹木にとって不要な枝の総称です。

樹木の景観とはそのままの意味で、美しく整った樹木から一本長い枝がはみ出していたら、格好悪いですよね? 髪型に例えると、全体は凄くきっちりセットされているのに、端々から寝癖が飛び出しているようなものです。 また、良質な成長を損なうというのは、忌み枝が風通しを悪くしたり日光を遮ったりすることで、幹周辺に湿気が溜まったり虫害が発生しやすくなるといった悪影響を及ぼすことがあるためです。

つまり忌み枝は樹木にとって百害あって一利なしの、剪定すべき枝だということです。

忌み枝の切り方

忌み枝を剪定する必要性がわかったところで、では具体的にどう切れば良いのかを説明していきましょう。

基本的に、枝の根元から切れば問題ありません。 ただし、切れ味の悪い道具を使うことは避けてください。 切り口が荒くなることで樹木にダメージが行きますし、何よりも切るのに労力も時間も大きくかかってしまいます。

また、太い枝を切る場合は、枝を先端から半分くらいで一度切ってから、根元を切りましょう。 太い枝は重量があるため、いきなり根元から切ろうとすると、枝を切り終わる前にそのまま自重で枝が折れてしまう場合があるからです。 そうなった場合、丁度裂けるチーズのように枝と幹が裂けてしまい、結果、樹木の景観を非常に損なってしまいます。

忌み枝の種類

忌み枝を剪定しなければならないといっても、忌み枝の種類がわかっていなければ、樹木にとって必要な枝も切り落としかねません。 下記の忌み枝の種類を把握し、正しい剪定ができるようにしましょう。

  • ①徒長枝(飛び枝):大きく伸びすぎた枝
  • ②立ち枝:垂直に伸びた枝
  • ③平行枝:ほぼ同じ場所から長さ、太さ、方向を同じくして平行に伸びた枝
  • ④逆さ枝:他の枝とは逆向きに幹の中心や下に向かって伸びた枝
  • ⑤からみ枝:他の枝にからむ枝。枝がすれて痛むので切る
  • ⑥交差枝:主要な枝や幹と交差する枝。不自然なので根元から切る
  • ⑦幹吹き(胴吹き):幹から直接発生した小枝
  • ⑧ヒコバエ:根元や地中から勢いよく伸びた小枝
  • ⑨その他:枯れたり折れたり、病気になったりしている枝

普通の枝との見分け方

ここまで忌み枝の種類を紹介してきましたが、忌み枝の種類を把握していても、実際に枝を見るとそれが忌み枝なのか通常の枝なのか、わからない場合があります。 忌み枝は明瞭ではないからです。 例えば、大きく伸びすぎた枝が忌み枝(徒長枝)といっても、実際の枝は勢いよく伸びすぎているわけでもなく、しかし全く伸びていないわけでもない、判断が難しいものが存在します。 こういう場合はどうすればいいのでしょうか。

答えは、あからさまに忌み枝とわかる枝以外は、見た目が汚くならない程度に留める、となります。 そもそも剪定とは見た目を整える意図が大きいため、明らかに害を及ぼす枝以外は、見た目重視で剪定すれば良いのです。

よくある失敗 ~微調整のやり過ぎで切りすぎた

よくある失敗として、前述の「あからさまな忌み枝以外は見た目が汚くならない程度に」、という内容に沿って枝の微調整を続けていたら、つい切りすぎてしまったということがあります。 これを防ぐには、全体を常に見渡すことが重要になります。 例えば、デッサンなどでも細部にだけ注目して描写を続けていると、全体で見たときにちぐはぐな印象になってしまうことがありませんか?

常に全体を見渡しつつ調整を行うことで、この失敗は回避できるでしょう。

■まとめ

いかがでしょうか。 忌み枝の剪定の流れが大まかにつかめたと思います。 とはいえ、実際に剪定をする際はこれに加え、剪定時期に関する知識や微調整の詳細な方法も把握しておくべきであり、また、経験や知識を求められる場面も多いでしょう。
自分で剪定をすることに少しでも不安があれば、思い切ってプロに任せてしまうのも良い手段です。

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