目次
剪定とは庭木・樹木の手入れのこと

庭木・樹木のいろいろな手入れ(剪定)方法
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◆透かし
透かしは伸びすぎた枝や、枝が増えすぎて混んでしまっている部分を切って、透かす剪定方法です。透かすことで、日当たりと風通しが良くなります。
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◆切り戻し
成長した枝を半分から3分の1ほど残して剪定する方法です。枝を残すことで樹冠が保てたり、成長を促す効果が期待できます。野菜や花の開花を促すためにも、切り戻しが用いられることがあります。
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◆刈り込み
生垣やトピアリーの形を整えるために行う剪定方法です。枝だけでなく、成長しすぎた葉もいっしょに切り落として、全体を均一に整えていきます。
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◆芽摘み
松などの針葉樹で用いられる剪定方法です。新しく出てきた新芽の部分を、手や道具を使って摘んで成長を抑制することで、大きくなりすぎず、そのままの形を保つことができます。
剪定にはいろいろな方法がありますが、どれも庭木や樹木を長持ちさせたり、美しく見せたりするために必要な手入れの基本です。
剪定すべき枝ってどんな枝?
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◆からみ枝
枝と枝が絡み合って伸びている枝のこと。
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◆かんぬき枝
主幹をかんぬきのように貫いて、左右対称に生えてしまっている枝。短く切ったり、左右どちらかを切ることが多い。
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◆車枝
一部分から複数の枝が出てしまい、車輪状に伸びてしまっている部分。
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◆交差枝
枝が交差してしまっている部分。
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◆逆さ枝
内側(主幹側)に向かって伸びてしまっている枝のこと。
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◆下がり枝
下に向かって伸びている枝で、垂れ枝とも呼ばれている。
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◆立枝
立つようにまっすぐ上に伸びてしまった枝のこと。
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◆徒長枝
枝から真上に伸びすぎてしまった枝で、折れやすくて危険なうえ、害虫が発生しやすい。
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◆胴吹き枝
幹の下のほう(根元付近)から上に伸びてしまった枝で、幹吹きとも呼ばれている。上に栄養が行きにくくなるため、早めの剪定が必要。
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◆平行枝
複数の枝が平行に成長してしまっている部分。
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◆懐枝
主幹付近からのびた枝で、日当たりを悪くし、害虫を発生させる原因にもなる枝。
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◆ヤゴ(ひこばえ)
根もとから生えてくる枝のことで、樹木に栄養が届きにくくなる。
基本的な枝の切り方
剪定で枝を切るときは、葉や目が生えている少し上を切るようにしましょう。水や栄養は、葉が生えている部分まで吸い上げられるので、葉が生えている部分よりも上はあまり栄養や水が届きません。そのため、葉よりも上のほうは、枯れやすくなってしまうのです。なので、基本的に剪定をするときは、葉よりも少し上を切るようにしましょう。
なお、枝を元から切る分には、枯れるリスクがないため問題ありません。
■まとめ

剪定のお役立ち情報
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