1本の木を剪定するのにも、さまざまな剪定用具が必要になります。何本も剪定作業をしなくてはならない場合は、その分に対応できる剪定用具を購入しなくてはなりません。ここでは、剪定用具にはどのような種類があるのかと、おすすめの選び方についてご紹介します。

剪定用具の種類

まずは、剪定のときにどのような道具を使うのか、剪定用具の種類からご紹介します。剪定するときに使われるのは、主に以下の4種類の道具です。

  • ◆植木ばさみ(木ばさみ)
  • ◆剪定ばさみ
  • ◆高枝剪定ばさみ(高枝切り)
  • ◆刈り込みばさみ

また、剪定ばさみと剪定のこぎり、刈り込みばさみとトリマーを併用することもあります。そしてほかにも、剪定用具ではありませんが、剪定するときには脚立やはしごも必要になります。

植木ばさみ(木ばさみ)の用途と選び方

まずは植木ばさみの用途について説明します。植木ばさみは、剪定作業でもっともよく使われるはさみで、直径1cmほどの細い枝を切るのに使われます。細い枝を切るだけでなく、枝分かれしている部分や、芽の部分を綺麗に切るためにも使われます。

そして、植木ばさみは柄の部分が独特で、バネが入っていないので長時間使用しても疲れにくいというメリットがあります。

植木ばさみはいろいろな大きさや形のものが販売されています。一般的には、全長20cmで重さは200gくらいが標準となっていますが、手の大きさや握力によって、使いやすい大きさや形が違ってきます。なので、実際に手にとって手になじむもの、使いやすいものを選ぶようにしましょう。

剪定ばさみの用途と選び方

つぎに剪定ばさみについてです。剪定ばさみは、切れ味が良いため、太目の枝を切るときに使われます。細かい剪定には不向きですが、スピーディーに一気に多くの枝を剪定するのに適しています

切れ味がいいのがメリットですが、バネが付いているため使うのには力が必要なので、長時間の作業には向いていません。

剪定ばさみは一般的に小型のほうが使いやすいと言われていますが、手のひらと同じくらいの長さを選ぶと良いでしょう。強度があれば、重さは軽いものを選んでも大丈夫です。そして、重心が刃先よりにあるものを選ぶのがおすすめです。また、いろいろな枝に対応できるように、刃先がよく開くものを選びましょう。

刈り込みばさみの用途と選び方

刈り込みばさみは、生垣やトピアリーなどを刈り込むためのはさみで、1本ずつ枝を切るのではなく、一気に切って全体的に形を整える際に使われます。枝のみだけでなく、葉や芽先などの柔らかい部分を切るのにも向いており、切るものや形によって切り方を変えることができます。

刈り込みばさみは、刃が厚く、刃渡りと柄が長いものが使いやすく、さまざまなシーンに対応しているのでおすすめです。

また、面を均一に刈り込みたい場合や、より効率をアップしたい場合はトリマーを使うのも良いでしょう。トリマーは電動で動くので、スムーズに作業することができますが、その分怪我や失敗など、取り扱いには注意が必要になります。

高枝剪定ばさみ(高枝切り)の用途と選び方

高枝剪定ばさみは、脚立やはしごを使わず、高いところにある枝を切りたいときに使います。だいたい直径1~2cmほどの太さの枝を切るのに向いており、家庭用なら3mくらいまでの高さに対応しているのが一般的です。

高いところにある枝を切ることはできますが、正確に枝の位置をとらえることができないため、細かい手入れをすることはできません。

高枝剪定ばさみは、伸び縮みするタイプが一般的なので、切りたい部分の高さに対応しているものを選びましょう。また、高枝剪定ばさみには、ヒモを引っ張ると刃が動いて切れるものと、クリップが引き金となって切れるものがあります。実際に手にとって使いやすいほうを選びましょう。

■まとめ

剪定は、必ず用具をすべてそろえないとできないというわけではありません。用途に合わせて、必要な分だけ購入すれば大丈夫です。ただし、剪定は時間のかかる作業であり、定期的に行わなければならないため、自分にとって使いやすいものを選ぶ必要があります。そのためには、剪定用具は実際に触って、自分で確かめてから選ぶことがおすすめです。

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