家の植木を長持ちさせたいなら剪定が必要になります。しかし、木の形を整え、成長を助ける剪定は素人の技術で行うと失敗しがちです。専門業者に頼むと安全かつ確実に剪定ができるでしょう。ただし、業者にも良し悪しがあるので慎重なリサーチが必要です。この記事では、剪定を依頼する業者を比較する際のポイントについて解説します。

目次

実力は本物?実績や資格で業者のスキルを見極めよう

チェーンソー

剪定の専門業者を見極める際、もっとも分かりやすい基準は「実績」でしょう。実力のある業者は当然、実績も多く長続きしています。有名な業者や口コミの多い業者に任せるのは安心な選択です。

しかし、口コミはどんな媒体で調べるかによって結果が異なりますし、悪徳業者になるとステマを使って自社の評価を高めることもあります。そこで、依頼人が住んでいる地域での評判にしぼってリサーチするのがおすすめです。たとえ、大手の業者でなくても、地域密着型の業者は近隣住民から愛着を持たれるよう親密なコミュニケーションを心がけています。

そのため、依頼人の要望にも応えてくれることが多く、ともすれば剪定の満足度は大手よりも高くなりがちです。また、地域の気候にも詳しいため、剪定のタイミングにも信頼が置けます。業者の技術を確かめるなら、「有資格者」が所属しているかも調べてみましょう。剪定そのものは無資格者でも行える作業ですが、資格を持っている職人がいると「技術も知識もともなっている」ことの証明になります。また、チェーンソーなどの道具は無資格者の使用が許可されていません。剪定関連の資格には「園芸装飾技能士」「造園技能士」「造園施工管理技士」などがあります。いずれも、デザイン的に美しく剪定を行ったり、公共施設の剪定を任されたりするために欠かせない資格です。

業者の人間性も重要!実際に会ってみて印象を探ろう

剪定は1日で終わるとは限りません。庭が広かったり、植木が多かったりする家では数日にわたって業者が訪れ剪定を行います。その際、依頼人が注意するべきポイントは「業者の人間性」でしょう。

たとえば、昔は剪定に来てくれる職人にお茶やお菓子を用意するのが当たり前でした。今でも田舎の家では同様の習慣が残っています。しかし、「仕事や家事をしている間に淡々と剪定を進めてほしい」と思う依頼人も少なくありません。そんなケースでは、昔気質の職人タイプよりも、現代的にビジネスライクな仕事をしてくれる業者の方がマッチするでしょう。

もちろん、昔気質の職人タイプにもメリットがあります。職人タイプは自分の技術への誇りが強いため、納得できない部分については料金や拘束時間を度外視してでも追及してくれる傾向です。「とにかく仕上がりを美しくしてほしい」という要望を優先するなら、昔気質の業者がおすすめといえます。剪定については、依頼人にもこだわりがあるでしょう。そのため、打ち合わせ段階でははっきりと「このようにしてほしい」と伝えることが大切です。その際、柔軟な業者はできるだけ依頼人の思いを重要視して準備を進めてくれます。

しかし、自分たちの利益や作業のスムーズさを重要視する業者は依頼人の言葉を無視しがちです。こうした業者は、依頼人が仕上がりに納得しなくてもやり直しを嫌う傾向があります。打ち合わせでの感触は業者を判断する肝心な要素です。

条件提示から分かる!優良業者の特徴とは

業者とコンタクトを取り、条件を提示してもらうと優良業者が見えやすくなります。まず、優良業者は見積もりの根拠が明確です。料金、経費がしっかりと項目ごとに分けられているので「どうしてこんなに高い料金になっているのか」と依頼人が戸惑うことがありません。また、依頼人からの質問についても即実に説明してくれます。逆に「雑費」など、わかりにくい項目があったり、「経費は現場で増える可能性があります」などの不安な注釈があったりする見積もりは安易に信用しない方が賢明です。

優良業者は剪定の方法についての説明も詳しく行ってくれます。そのため、依頼人の要望と合わない部分があれば作業に入る前から変更してもらえます。たとえば、「うちの庭に薬剤は使わないでほしい」「近所迷惑になるので音の大きい機械は持ち込まないでほしい」などと考えている依頼人は珍しくありません。業者と依頼人の相互理解があれば、後々のトラブルは避けられます。そして、スケジュール調整にどこまで対応してくれるかも大きなポイントです。

依頼人によっては土日など、確実に自分がいるときに剪定してほしい場合もあるでしょう。スケジュールは依頼人に合わせる姿勢がある業者だと、依頼人も交渉の手間が省けます。また、現場で突然思いついた要望にも臨機応変に対応してくれる業者とは話がしやすいでしょう。

■まとめ

剪定業者

剪定は素人に難しい作業だからこそ、業者の質に左右されます。また、いくら腕がよくても依頼人と気が合わない業者に依頼してしまうと大きなストレスを抱え込んでしまうでしょう。

剪定業者は「料金」「実績」「技術」「対応力」などさまざまな要素から見極める必要があります。自分に合った業者を選ぶと、剪定のできにも納得できるでしょう。

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