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雑草は根から抜く

庭の手入れでもっとも面倒だと感じている人が多いのが、雑草の除去ではないでしょうか。特に春から夏にかけては、雑草が成長するスピードも速いため手強い時期です。また、雑草は成長すると種ができ、そこからまた新しい草を生やすこともあります。つまり、雑草は放っておくとどんどん伸びてしまうため、できるだけこまめに除草しなければなりません。
雑草を抜くときは、土の上に出ている茎や葉だけでなく、根からこそぎ取ることが大切です。茎や葉を除去しただけでは雑草はまだ残っている状態なので、すぐにまた雑草が生えてきてしまう恐れがあります。
少しでも除草の頻度や量を減らすためには、一度の手入れで徹底的に草を取ることが重要なポイントです。雑草の根は、茎や葉からは想像できないくらい固くて長いことも多いといえます。そのため、軍手やゴム手袋をつけて手を傷つけないように注意しましょう。また、根を掘り起こすときは、スコップや鎌を使うと便利です。ただし、けがをしないよう注意して使用してください。
さらに、手強い雑草に困ったときや、除草をより簡単に済ませたいときは、除草剤を使用するという方法もあります。除草剤を散布すると雑草はだんだん枯れていきます。根が土の中に強力に絡みついているような雑草も、枯れてしまえば取り除くのも簡単です。除草剤を上手に活用すれば、除草がかなり楽になりますよ。
手間がかからない庭にリフォームする
どうしても庭の手入れに時間を避けない場合は、手入れがしやすい庭になるようリフォームを行うのも1つの手です。たとえば、木にはたくさんの種類があるため、より手がかからないものに植え替えることもできます。
「手入れが簡単」という観点からいえば、落葉樹よりも常緑樹のほうがおすすめです。落葉樹は秋になるとすべての葉が散ってしまいます。少しずつ散っていくので、いくら片付けてもきれいにならないという状況になりやすいです。その反面、常緑樹なら大量の落ち葉に悩まされることはありません。
常緑樹のなかでも、シラカシやソヨゴは育てやすい木だといわれています。ヤマツツジやヤマブキ、シモツケなどの低木や下草類と合わせると、手入れも簡単で見た目にもすてきな庭になりますよ。また、雑草対策としては、砂利を敷くという手段もあります。レンガやコンクリートを敷くという方法もありますが、砂利のほうがより手軽です。しかし、すべてを砂利で覆ってしまっては、庭を楽しむことができなくなってしまうため、バランスを考えて庭作りをしてみましょう。
雑草が生える部分が減り、手をかけるべきところが少なくなるので、手入れの負担がグッと少なくなります。さらに、増えやすい植物は庭に直接植えるのではなく、鉢に植えるのも効果的です。たとえば、ミントはとても増えやすいハーブです。料理で使用するのであれば、鉢に植えてキッチンから取りに行きやすい場所に置くといいでしょう。
手入れのプロにまかせる
手間がかからない庭にリフォームしたとしても、まったく手入れが必要なくなるわけではありません。狭い範囲の除草や小さな花の手入れなら自分で行うこともできますが、広範囲の庭の手入れや背の高い大きな木の剪定は素人には難しいですよね。植物は生き物ですから、勝手な判断で手入れを行うと、最悪の場合、枯れてしまうこともあるので注意しましょう。自分ではどうしたらいいかわからない場合は、プロにまかせるのが一番です。
プロに手入れを依頼すると、自分で手入れをした場合に比べて段違いできれいな庭になります。草や木は成長しながら形も変わっていくため、実は手入れとしては伸びた分をただカットするだけでは不十分です。しかし、プロならそれぞれの植物の特徴を考慮しながら剪定することができますし、庭全体のバランスを見ながら手入れを行うこともできます。その結果、調和のとれた美しい庭に仕上げることが可能です。時間も手間もかからず、庭をより美しくできるのはとてもうれしいですよね。
また、プロに頼るメリットはこれだけではありません。庭の手入れを本格的に行うと、かなりの量のゴミが発生します。自治体によっては、こういったゴミの処理方法が細かく定められていることもあり、ゴミを捨てるだけでも一苦労するでしょう。しかし、プロの業者なら庭の手入れで出たゴミはすべて持ち帰って処理してくれます。
■まとめ

剪定のお役立ち情報
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