草刈り機の使用において、特別に資格を取得する必要はありません。しかし、危険物であるため、資格を必要とされることもあります。ここでは、草刈り機の使用に必要とされることが多い資格「刈払機取扱作業者」について解説していきます。

目次

刈払機取扱作業者ってどんな資格なの?

刈払機取扱作業者とは、電動で草を刈る機械(草刈り・機刈払機)を使用して、草刈りなどの作業を行うもののことを指します。

安全を確保し、振動障害を防止することなどを目的とする資格であり、国や地方公共団体などから発注される、道路維持委託業務や河川維持委託業務などに関わる草刈り作業を行うことができます。なお、個人的に刈払機を使って作業をする分には、刈払機取扱作業者としての資格は必要ありません。しかし、点検や整備方法など、さまざまな講習によって知識を得ることができるため、たとえ個人使用であっても資格を取得することが望ましいです。

受講資格や教育内容って?

刈払機取扱作業者の受講資格は、満18歳以上なら学歴や職歴に関係なく、誰でも受講することが可能です。 なお、資格は講習と実技で取得することができ、難易度は比較的やさしい資格となっています。

講習では以下のようなことを学習します。

  • ■刈払機に関する知識(1時間)
  • ■刈払機を使用する作業に関する知識(1時間)
  • ■刈払機の点検および整備に関する知識(30分)
  • ■振動障害およびその予防に関する知識(2時間)
  • ■関係法令等(30分)

実技では刈払機の作業などを1時間ほど行います。なお、講習および実技の教育時間については、教育規程に定められた時間を表示しており、休憩時間などは含まれていません。また、実際は教育規程に定められた時間以上の時間をかけて、講習や実技が行われることがほとんどです。

就職や仕事内容について

では、刈払機取扱作業者の資格を取得することで、どのような職業に就けるのか、どのような仕事ができるようになるのかご紹介します。

刈払機取扱作業者の資格を取得すれば、林業はもちろんですが、土木建築工事業や庭師など、さまざまな職業への就職が有利になります。難易度のやさしい資格ではあるものの、求人は多い方です。ただし、危険物を取り扱う資格ではあるものの、特別に給料が上がるということはほとんどありません。 そのため、より仕事の幅を広げるためにチェーンソー作業者や林業技士などと併せて取得する人も多いです。

なお、刈払機取扱作業者の資格を取得していなくても、3トン未満の小型刈払機の運転は可能ですが、仕事として運転する場合は、必要な知識を労働者に教育しなければならないことが法律で規定されているため、刈払機取扱作業者の資格取得をしておくことがおすすめです。

また、刈払機取扱作業者の資格を取得することで、高速道路や国道などの道路沿いや、山林や河川敷などで、刈払機による除草や竹刈りなどの作業全般を行うことが可能になります。できる仕事が多くなること、就職の幅が広がることからも、草刈り機を使って仕事をする職業に就職したいのならば、刈払機取扱作業者の資格は取得しておくことが無難でしょう。

■まとめ

道具の使い方、道具の選び方次第で、草刈りはいくらでも効率をアップすることができます。 まずは、草刈りに使う道具や、道具の使い方を改めるところから始めてみてはいかがでしょうか。

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